城崎温泉に行ってきましたので話を聞いてほしい。
城崎温泉とは
コウノトリが傷を癒していた事により発見との伝説がある。717年(養老元年)から720年(養老4年)、道智上人が千日の修行を行った末に湧出したことが城崎温泉のはじまり。(現在のまんだら湯)道智上人は温泉寺開山でもある。温泉寺は以後、城崎温泉の社会的中心になる。
そんな伝説のある温泉街。
城崎温泉の場所は?
城崎温泉駅が城崎温泉のスタート場所だ!!
外湯巡りは7つの温泉に入ることができるが、有料なので泊まる場所にだいたいフリーパスチケットが置いているので利用しよう。
❖僕の愛する城崎温泉の旅目次
僕は異常なまでにお風呂が好きです。
温泉とかスーパー銭湯とか僕はすごいお風呂が好きで、1日中入っていても幸せを感じられるくらいお風呂が好きなんです。
カラダの芯まであったまる。お風呂ってもう神秘的な空間なんです。
全裸という開放感と、暖かいという生命の源ともいわれるお湯が一つになるんです。
幼き頃から親から「いつまで入っているの!早く出なさい!!」と言われるまで出ませんでしたし、親の目を盗んで食事やPCを持ち込んではお風呂ライフを満喫していました。一人暮らしをはじめた今でも何かと持ち込んで楽しんでいますし、お風呂には必ずといっていいほど入浴剤を入れます。
シャワーも最高級シャワーヘッド「オーブル」を使用しています。
マイクロバブルが出るすごい奴なんです。幸せなんです。
シルキーバスができます。
お風呂が好きすぎるといっても過言ではありません。
この日を私はのどから手が出るほど楽しみにしていたんです。
湯治をしようと思っていたからです。
お風呂で治療する湯治とは?
湯治(とうじ)とは、温泉地に長期間(少なくとも一週間以上)滞留して特定の疾病の温泉療養を行う行為である。日帰りや数泊で疲労回復の目的や物見遊山的に行う温泉旅行とは、本来区別すべきである。
湯治についてはかかりつけの医師とよく相談し、目的と効能を明確にしてから行うべきである。できれば湯治先の温泉地にも、医師や看護師などから入浴方法や体調の維持などのアドバイスを受けられる体制が整っていることが望ましい。
素人判断で行う湯治は、効果を半減するばかりではなく、場合によっては悪化させることもあるので要注意である。
温泉療法のことで、長期間に計画的に体を温めるという行為をするのだ。
私の場合は滞在が1泊2日だったので、それでも7つの湯をめぐるワケなのだから、長く楽しもうと思っていたし、城崎温泉のレビューの記事を書きあげたいと目論んでいる。
今回は電車の旅、じゃらんネットでやってきたました。
じゃらんは秀逸だと思いました。
すぐに行けます。旅行楽しい!!
城崎温泉に到着
宿泊するホテル【深山楽亭】
大正ロマンただよう旅館。それが深山楽亭
とてもレトロで素敵な旅館です。
城崎外湯めぐり!!
うずうず!!温泉旅行なんて初めて!!と僕の心は弾んでいた★
お茶請けももう食べ始めようとしていたそのとき・・・
女が「浴衣を着て外に行きたい」と言いました。
なんでも浴衣を着て外を出歩くのがいいらしい。
去年友達同士で来た時に浴衣を着て歩いたのが楽しかったんだって。
僕「外は寒いかもよ?本当に行くの?」
外、雪降ってるぜ?
浴衣の着方がわからなくて、すごく時間がかかりました。
浴衣も上から下まで用意してくれています。
いいっすねぇー!!↓を参考にしました。
浴衣の着方|和の洋服とエプロンのお店 布和里 店長のピアノレッスン日記 - 店長の部屋Plus+
いよいよホテルの外に出ます。
旅館でカゴを借りて荷物を入れてウロウロできる。
(#^^#)彼女さんはご機嫌でした。
「わぁー寒いねぇー」
寒いのレベルではありませんでした。
外は凍えるような気温でした。
足がすぐに寒すぎて死にました。
僕たちは15m散歩してすぐに帰りました。
寒かったからです。
僕はお風呂に入りたかった。
お風呂に入る気持ちはこれで満タンを超えてカラダから汁があふれていた。
お風呂が楽しみでなりません。
温泉といえばカニ料理
温泉へ行く前に先に夕飯の時間になってしまいました。
本当は歩いてウロウロしてから夕飯の予定だったんですが、浴衣を着るのに時間がかかるわ、外は寒すぎるわで、なんかウダウダしてたら出ていくにも出ていけない時間になってしまったのだ。温泉が遠のいて僕は残念な気持ちを表に出さず、笑顔で彼女さんと一緒に過ごしていました。でも本当は温泉に入りたかった。
温泉といえばカニです。この旅行はカニを食べにも来たんです。
一人暮らしの僕は毎日たいしたものを食べていません。
カニなんてまず買いません。
もう10年くらい食べてませんでした。※カニカマはここには入りません。
どうぞ、カニ料理を見て楽しんでください。
うぉおー!!
カニスキにカニ焼くし、カニ刺しだし!!
カニ!!
カニです!!
正直食べ方のわからない僕たちは中居さんにカニの向き方をレクチャーしてもらい、とても楽しいひと時を過ごしました。
やっぱり食事って素敵ですよね。
まだまだ夜は長いんです。
いけなかった外湯へ行くときがきました。
僕の目標はもちろん7つの外湯、すべてに入ることなんです。
女が「今日はあの日なの」宣言しました。
「は?」
ここは温泉街なんですが、あの日だそうです。
「あの日」とは
だれもが通る、言葉にできないあの日のことです。
男性のあの日と女性のあの日は違います。
男性であの日がきた場合は病院に行かなければなりません。
内臓に異常があるかもしれないので病院に行ってきました。 - 腐ったみかんは俺かお前か?
彼女さん「あの日」なのでお風呂に入れないんだそうです。
僕「そうですか。わかりました。では、私、外湯に入ってまいります」
僕「え?大丈夫??」
彼女さん「ちょっとしんどい」
僕「旅館でゆっくりしてて、私は外湯に入りに行こうと思います。」
彼女さん「でもせっかくだから見に行こう」
僕「わぁーい!お風呂入りにいこうー!って見に行こう??」
僕「無理しなくていいよ」
※写真はその時の会話時に僕の見ていた光景です
でも、温泉街を歩きたいのだそうだ。
女はワガママだということを僕は知っている。
温泉と僕とあの日の女
体調の悪い彼女さん。
僕に気を使っているのか、「温泉いってきていいよ」
と、冷たく言葉を発している。
そう。冷たく。
さとの湯に来ました。
さとの湯とは
城崎温泉駅のすぐ隣にある日本最大の駅舎温泉です。建物は三階建てで、一階にフロントとお休み処、二階に大浴場、三階に露天風呂があります。浴場は洋風と和風の2種類が日替わりで楽しめます。一番の売りの三階の露天風呂からは四季折々に変化する円山川の景色を楽しめます。その他にもドライサウナ、ハマームレスト、ペンギンサウナなどちょっと変わった温泉も楽しめます。一階の玄関横には足湯もあり、ちょっとした休憩にもいいですよ!
本当に見に来ました。
僕は温泉にきたんです。
でも、彼女さんは入れないんです。
足湯が近くにありました。
足湯も嫌だそうです。ヌメヌメして気持ちが悪いんだそうです。
僕は勇気を出して言いました。
「温泉にきたので温泉にちょっと入っていいですか」
僕は行きました。
彼女さんを置いて。
だって僕はお風呂に入りにきたのだから。ずっと楽しみにしていたのだから。
でも、体調の悪い彼女さんが気になって仕方ありません。
後ろ髪を引かれる思いでしたが、行きました。
1分で着替えて、1分で入り、1分出てきました。
入り方はA地点からB地点に歩くだけです。途中で湯船につかります。
掛け湯はシャワーで終わりです。とても暖かいお湯でした。
彼女さんにかけた言葉は「ゴメン!待った!?」でした。
彼女さんは不機嫌でしたが、「ゆっくり入ってもいいのに」と言いましたが、入る前には「早く出てきて」と言っていました。
まったく温泉を楽しんでいませんが、温泉に一瞬浸りました。
入った気がしません。
入った気がしないのでお願いをしました。
彼女さんにお願いしてもう一つも入ることに成功しました。
お願いってしてみるもんですね。
地蔵湯にきました。
二つ目のお風呂にきました。
城崎温泉駅まえの通りの正面に見えるのがこの地蔵湯。この湯の泉源から地蔵尊が出たのでこの名があり、此来庭内に地蔵尊をまつっている。
外観は和風とうろう、六角形の広い窓は玄武洞をイメージしたモダンな建物。2階には畳敷きの広い休憩処があり、ゆっくりとするにはピッタリの場所です。
彼女さんは冷たく「入りたいんやろ。いって。」
おかしい。カニ料理までは仲が良かったのにどうしてこうなったのか。
後ろ髪を引かれる思いで、僕はお風呂へ行った。
A地点からB地点に移動して終わった。
ロッカーで隣にいたおじいさん。
僕が脱いで、お風呂に行って1分と立たずに出てきたので「忘れ物かい」と聞いてくれました。「いえ、終わりました」という答えが正解だったかどうか、今でもわからない。
僕は何をしているのだろうか。
城崎温泉で湯船の手前から歩いて湯船を横断して出てくるだけの入浴。
なんだか悲しくなってきた。
「ごめん、待った」
僕は申し訳なさそうな声出した。
彼女さんは冷たく横を向いていた。
いや、3分くらいなのだからもやは待ってもないんじゃないのかな。
なんだゴメンって。何に対してのゴメンなんだ。誰が悪いのだ。そもそも私は悪くないのではないか?
一の湯に入りました
江戸中期温泉医学の創始者後藤艮山の高弟香川修徳がその著「薬選」の中で当時新湯といったこの湯を、天下一と推賞したことから名づけられた。
城崎温泉のほぼ中央に位置し、外湯めぐりのお客でいつも賑わっています。 館内の洞窟風呂は岩をくりぬいたような雰囲気が楽しめます。2階に休憩所あり。
一の湯のすぐ隣には新しく足湯も出来、こちらもいつも多くのお客様で賑わっています。
彼女さん・・・とにかく機嫌が悪い。
待たされるのが嫌らしい。
でも考えてみてほしい。本当に3分なんだ。
3分といえば店に入って一通り見て回るだけでも3分ぐらいだ。
そのぐらいでもう僕はもどってきている。
ここでもそうだった。
無言でロッカーに入り、誰よりも早く服を脱ぎ、シャワーをさっと浴びて、湯船を横断し、そのままロッカーに戻り、誰よりもはやく着替えて出てくる。
毎回隣のおじさん、おじいさんが驚いている。
そりゃそうだろう。広くない風呂場を歩いて出てくるだけなのだから。
僕は短い(横断するだけなので1分もないくらい)入浴時間の中で、「ああこのお風呂はあったかいな」「このお風呂はヌメヌメするな」とか「オススメなお風呂のブログとか書いたらおもしろいかな」とか思ってたのが悲しくなったのでやめた。
僕はいったい何をしてるんだろうか。
そうして機嫌の悪い彼女さんの元へ急いで帰って、「ゴメンネ、待った?」と同じ言葉を繰り返しムスっとした彼女さんに僕はひたすら謝っていた。
旅館に帰る
あれ?今日って楽しい温泉旅行のハズだったのに・・・
なんなんだろうか。このお葬式感・・・・。
「大丈夫?湯冷めしない??」
彼女が黙る僕に気を使ってか声をかけてくれた。
「大丈夫だよ」
素晴らしい。カップルの会話のようだった。
でも・・・
湯冷めなんて本当にしない。もはや僕はお風呂に入ったかどうかも定かではないんだ。
温まっていないのだから。
もしかしたら温泉に入っていないのかもしれない。
雰囲気を見てきた感じだ。
ぐるっと見て回った感じ。
「城崎温泉で温泉に入りました。」
きっと会社に行くとそう言うでしょう。
だけど、僕は肌を濡らしてすぐに出るという行為をひたすら繰り返していただけだった。
いいなぁー。
城崎温泉楽しそうだなぁー。
会話がない。
楽しそうな若者たちを横目に僕たちは帰路についた。
温泉。温泉。温泉。
どこを見ても温泉。
まとめ
どうなんだろうか。
僕は間違っていたのだろうか。
城崎温泉。温泉に入りに来たのだ。
正解はなんだったのだろうか?
あの日とはいったいなんだったんだろうか。
温泉に入りたいという欲望を抑えるべきだったのだろうか。
いや、でも・・・・
3分しか入ってない、いや滞在していない。30秒くらいしか入ってない。
そしてその後謝っているので、きっと僕は悪くないはず。
旅行という楽しい気分はカニ料理までで、その後はなんだか修行のような展開になりました。
あぁー!!
ああぁー楽しかったなぁー温泉。
ゆっくり入りたかったなぁー。
旅行ってもっとこうムフフなもんなんじゃないかなぁー。
気まずい空気のままなにもなくおわりました
おわり(いろんな意味で
→彼女さんシリーズ
10歳年下の女とホテルの最上階でフランス料理を食べました - 腐ったみかんは俺かお前か?
最後にこの歌を歌いたいと思います。