「透明なゆりかご」
実家で母が泣いていたので何を読んでいるのかとみると・・・
それはマンガだった。
※AMAZONに画像はつながっています。
その時出会ったマンガがこちら。
この本・・・・・・・・
マジでヤヴァイ!
透明なゆりかご目次
1話目からかなり衝撃的な内容だ。
中絶って名前だけ聞いたことがあって、それっていったいどういうことなのか?どうなってしまうのか?ということがよくわかって怖い。
身体から「かきだされた命のかけら」 を集めて小瓶に入れるのが作者の仕事。
1話の最後は7Wと書かれたフィルムケースのようなサイズの小瓶?に入った命のかけらに作者は明るく声をかける。
「ねぇ、見える?」
「あれが外の世界だよ。やまばっかりだけどキレイでしょ?」
「またこの世界に戻ってきたら、今度はずっとここにいれますように」
ってもう1話から衝撃的すぎてヤヴァイ!
私の泣いたシーン
もう何度も涙があふれたことか・・・・?
赤ちゃん、子供、いつ死ぬかわからない。死ぬかもしれない、いずれは死んでしまう。
それでもやっぱり産みたい、育てたい、胸が苦しい話がちょこちょこと出てくる。
親になる瀬戸際だ。赤ちゃんにとっても死ぬか生きるかの瀬戸際。
心情をさっしてしまうとつらい。
私の周りのお友達にも起こった出来事だ。
きっとあなた自身もしくは、あなたの友達にも同じような経験の人がいるかもしれない。そんな経験がたくさん詰まった本だよこれ。すごいよあんた。
私が猛烈に泣いてしまったのは3巻の一番最初、15話。
「7日間の命」
もうタイトルからして泣いてしまう。
妊娠して、でも子供ができなくて、ケンカばかりになっていた夫婦が
次に新しい命を宿った。
また夫婦はケンカしながらだけど、とても幸せだった。
おなかから返事が返ってくるってすごく幸せだった。
名前も決めて、今か今かと待ちわびていたそのときに突き付けられた現実
「心臓病を持つ胎児は100人に1人弱の割合」
もし生まれても重度の心臓病、延命処置をしても1~2か月の命。
なにもしなければ1週間も持たないそうだ。
悩んだ結果、パパさんの出した答えは「産まない」ことだった。
悲しみに打ちひしがれるママさん。
パパさん悩みます。ママさんのことも思います。いかに喜んでいたか、
一番初めの子の分もいっぱい愛そうとしていたことを知ってるから
「産む」
あーもうダメだ。思い出し涙だだこれ。
涙なしで読めないわw
命ってすごいわ。
「生まれたその日に親しい人にお披露目して」
「あと3人だけで過ごしました」
「もしかしたらこのまま生きられるかも」
「ゆっくりゆっくり消えていく・・・」
だぁぁぁーーー(´;ω;`)ウゥゥ
全然絵がうまくないんだけど・・・・もうだぁぁっぁ(´;ω;`)ウゥゥ
もうパパさんもママさんも泣くし読んでる私も泣くよそりゃぁー!!
作者の経歴に興味を持つべき
経歴がなかなか興味深い。
そもそもこのマンガにしているのは作者の人生の経験の中で最も短い「病院努めている時代」だ。
それ以外にも「風俗時代」があったりする作者。
そして今「マンガ家時代」を生きている。
人生の断面をマンガにされているわけだ
いろんなことがあっての今なのよね。
この人興味あるわぁ~。
インタビューが掲載されているので興味のある人は覗いてみては??
人生赤裸々「何とかなる」 漫画家 沖田×華:Human Recipe:popress:北陸中日新聞から:中日新聞(CHUNICHI Web)
はぁ~なんてグラマラスな人なんでしょうか?
私の母が聞いたら倒れちゃうような経歴なのだわ。
駆け抜けてる!この人駆け抜けてるよ!
なんで30代や40代にオススメしたいのか?
結婚している人も結婚していない人も
子供のいる人もいない人にも読んでほしい。
命の尊さと命の薄さがわかる。
中絶するってどういうことなのか、
産まれるってどういうことなのか、
生きるってどういうことなのか、
多方面から見ることができるような気がする。
知っているようで知らないことばかりがこの本に詰まっている。
忘れていた愛を思い出せるはずだ。
まとめ
赤ちゃんを産むって本当にすごい話だ。
その過程も重要だし、もし周りで変わった性格の人がいたら、もしかしたら子供にかかわることで何かあったかもしれない。トラウマが何かあったのかもしれない。
それほどの体験が産むとか産まれるとかにはあるのだ。
強烈だ。強烈すぎてヤバイ。
ぜひ読んでいただきたい。
最新の4巻でました!!
透明なゆりかご?産婦人科医院看護師見習い日記?(4) (Kissコミックス)
- 作者: 沖田×華
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/10/13
- メディア: Kindle版
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私にとって衝撃の実話
自分で書いてて泣いた。
母と私の衝撃の1話
→母が泣いた日 - 腐ったみかんは俺かお前か?(旅と写真の記録)
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