▲ある日突然家を出た。
家族にはそう映っただろう。
だけど、僕は何年も前から実家を出ようと考えていた。
その日が来たのだ。
私はこれで家を出ました。
家族との仲が悪い(ニート時代
▲噛みつけるものがあるなら噛みつきたい
なにかあれば、仕事をしろ、将来はどうするのだ?と事あるごとに言われていた。
それがすごい嫌だった。予備校に行って、アルバイトを掛け持ちして、家では寝るだけ。
両親の仲も悪い。洗濯や洗いものもしていたが、とにかく誰かに何かを言われるのが嫌だった。
そして決めつけられるのも本当に嫌だった。
甲斐性がない。生活力がない。泊まりで遊びに行ってはいけない。夜遅くに出て行っていけない。この時私はすでに24歳。いい歳をしていたのにがんじがらめを感じていた。
アルバイト時代、ニートの時代はとにかく親との相性が悪い。学生時代とは違う。
両親は両親の周りの目を気にするタイプの人はとにかくそうなるのではないか?
母に殺されるかもと思っていた
▲熟年の不倫ほど恐ろしいものはない
父の不倫が発覚し、ただでさえ不安定だった家族が絶壁に立たされた。毎日怒号や罵声が響き、刃物が振り下ろされる毎日で、警察に電話できるように電話を握りしめて寝たり、耳栓をして寝たり、もしかしたら一家心中されるのではないかと本当に恐怖な日々を過ごしていた。
幸せな家庭は小学生までだ。それ以降は周りの目を気にしたり、お金やプライド、比較と今は私が大人になったのでそういうものに目が行くのだなとうんざりするよね。
幸せってなんなんでしょうか?
子離れしない両親
▲電話が友達
姉も一緒に住んでいたが、揃っていろいろと言われていた。一人でなんかあなたは生きていけない。生活力がない。ご飯はどうするのか?仕事はどうするのか?病気になったら?怪我をしたら?へんな男に捕まったら?
父のこともあり、
あんたも私を裏切るのか?
と、本当に辛い時期を耐えた。ずっと家を出たかったが我慢していた。そしてそう言われ続けていたのでそうだと思い込み掛けていた。
私は母がいないと何もできない人間なのではないか?と。
そして、母を一人にすると自殺してしまうのではないかという不安があった。
このとき27歳。
思ってる子離れと違う
そして、貯金が100万円を超えました。
私は家を出ました。
▲家を出ました
ずっと我慢我慢を繰り返し、表には出さずに算段を考え機会を伺っていたのだ。
親との仲が悪い状態で家を出るのは簡単だ。
だけど親とは縁が切れないもの。
敵に回すにはややこしいのだ。
自分のやりたいことができる且つ両親とも仲がいい。これがベストだと考えていた。
「家を出て、一人暮らしをします。」
そう言い放ちました。
住所はここです。いい歳になったので二人が元気な間にいろいろできるようになりたいんです。もし何かあれば、父or母でも泊まりにこれるので気持ちの切り替えとか、顔もみたくないみたいなときに実家を出れる場所があるほうがいいと思うんだ。
ハイ。ここ重要です。
好き放題言って出ていくのは簡単ですが、仲良い感じで家を出るわけです。
仲良くしたいワケです。
▲家族仲良く水入らず
あくまでもあなた達のためでもあるのよ。そういう表現大事です。(ほんとは来んじゃねぇ
そして実家が嫌で出て行くワケじゃないことを伝えます。(めちゃくちゃ嫌だったんだよ。
鍵は一つしかないので連絡してね。(嘘です。
明日からもう住みます。 (本当です。
住むところは2日で決めて3日目に契約4日目にはもう住んだ。
荷物はもとから最小限にしていて、実家からはすで荷物を前日に搬入していた。衣類とか。マンガ本とか。布団ぐらい。あんまりない。
こうして、見事に両親と不仲にならずに家を出ることに成功しました。
いろいろと母に言われ続けていたので、本当に解放された気分です。一人暮らしは最高です。
なんにも出来ないと言われ続けていたのに、実は全く逆で、なんでもできると感じれるのは実家を出たおかげです。
あれから10年経ちましたが未だに最高だと思います。今年は嫁も増えました。
家を出て、初めて自立したのだと思います。
実家を出ずに自立は無理です。(と思います)
なんでもできるのは一人になって気付くものかもしれません。
だって、自分ひとりしかいないのだから自分でやるしかありません。
なんにもできないなんて言ってられません。
というワケで、自立って家を出て一人で暮らすことだというのは間違いありません。
▲病気の時も一人でなんとかするのだ。
おわり(一人暮らしバンザァーイ!!