腐ったみかんは俺かお前か?

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《クリスマス会》家族が実家に全員集合したら

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クリスマスですね。

 

今日でクリスマス会があるというので、嫁と二人で実家に帰りました。

今年は私の結婚式があったり、姉が来年結婚することになったりと家族が一気に増えることもあり、姉と姉の婚約者も実家に集まりました。

 

クリスマス会をするそうです。

豪華な食事、クリスマスプレゼント交換、キャッキャウフフ、キャッキャウフフとオシャレなクリスマスになると思います。嫁と二人で過ごしたかった。

 

母のクリスマス会とはなんなのか?

どういう意図があるかはわからないが、17時から開始するらしい。

そしてお手伝いに私の嫁が呼ばれていたので、14時には実家に到着していた。

 

すると・・・・・

 

 

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なにか母がめちゃくそ気合入れて料理をしていた。

17時から開始するらしく、私の嫁は手伝いに14時に呼ばれたのだ。

 

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ちょっと待って、そんなウソだろっ!!

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久しぶりに見たよね。ローストチキンって奴じゃないですか!!

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えええw

ちょっと待って母が気合入りまくっている。

 

クリスマス会がスタートする

17時になって姉と婚約者も集合。

ここで20代30代40代50代60代70代が一同に集結することになった。

20代(嫁)30代(私)40代(姉)50代(姉の婚約者)60代(母)70代(父)

 

 

 

なにこれ?

 

 

14時から手伝っていた嫁の話を聞くと

「え、定期的につまみ食いしてただけで、隣に立って話を聞いてただけだよ」

とのこと。

 

 

様々な年代が集まった円卓は素晴らしい料理で彩られていました。

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いやいやいやすごくない?

ちょっと自慢だわ。

絵に描いたようなクリスマスディナー(17時)だわw

 

みんなでシャンパンを持ってカンパーイ

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※様々なシャンパンが用意されていましたが、私の家族はみんなお酒が苦手です。

 

こうして食事が始まったのですが・・・・

 

 

 

カチャカチャ・・・

 

 

 

パクパク

 

 

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

誰もしゃべらねぇぇぇぇぇーーー!

 

 

私の実家は楽しくお話しながら食事をする風習があまりなく、

食べているときに話すのは不作法だそうで、

音を立てずに食べるのが基本なのです。

 

なので・・・・・

 

 

まさかの静けさ・・・・

 

みんななんか気まずいじゃないか。

 

 

となると・・・

 

「いやごはんおいしいですね」という話にしかなりません。

 

いやほんとにおいしいのよ。いやホント。

 

私の嫁さんも

「おいしいですー!」

 

とくるわけです。

もちろん姉の婚約者も

「めちゃめちゃ手が込んでるじゃないですかっ!シェフ!シェフ!」

となると

 

 

母は大喜びw

 

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デザートも手作り!ええw母の気合すごすぎない?

 

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おいーーー!ホールでケーキも作ってるよ!!

飾り付けは母がしてたので、嫁は本当に隣に立って、相槌をしてくれていたのだな(ありがとう

 

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そういえばケーキ屋さんにパティシエがいてたら、ケーキは触らせてもらえないって聞いたことあるのだけど、そういうこと?

 

もちろん、ぶっちぎりで母を誉めました。

 

 

全員で。

 

 

 

永遠ともいえる唯一会話になるテレビでつけていた全国フィギュア選手権の話題もなくなったころ、プレゼント交換が行われました。

 

 

大人のプレゼント交換

300~500円でプレゼントを用意しておいて。

と、姉に言われて、全員が用意してもってきたプレゼント。

 

クリスマスと言えば、プレゼント交換。

 

 

 

 

 

どうやってプレゼント交換すればいいのかわからない問題が勃発した。

 

20代わからない。30代やったことない。40代(言い出しっぺ)クリスマスと言えばプレゼント交換だろう50代やったことない。60代言われて準備しただけ70代どうでもいい。

 

とりあえずみんなで知恵を絞った結果、音楽に合わせてプレゼントを回すのだろうということで、

 

クリスマスの曲っぽく、

 

山下達郎のクリスマスの曲をスマホで流しながら・・・

 

大の大人たちが

 

無言でプレゼントを目の前に回ってきたプレゼントを隣に回すという、何か恐ろしい儀式が始まった。

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儀式は終わりが見えず、300~500円のプレゼントが「ザッザ、ザッザ」というこすれる音だけを残してグルグル、ぐるぐると呪いのように回っていた(バックには山下達郎が歌っている)

 

そして、母に促され、父が音楽を止めるとき、プレゼントが回るのをやめるときがくる。

 

音楽が止まった。

 

母「あー、もう一個だけプレゼント回して!」

 

 

ということで、音楽はもともと関係なく、母がプレゼントを渡したい相手にプレゼントが渡ったわけだ。

 

 

 

父と母のプレゼントは見事に私と姉に回ってきたのだった。

 

あの呪いの儀式はなんだったのか。

私はこれもクリスマスの魔法なのだな。と思いながら、プレゼントを開封した。

みんながそれぞれプレゼントを開封した。

 

 


 

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私は母からビオレUをもらいました。

「インフルエンザが流行ってるから」

だってさ。

姉はなんだったのか。

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あ、(左)おんなじ奴かいっ!

 

そして私と嫁とプレゼント、石鹸とフェイスマスク(変なの)を用意した。

 

 

 

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姉と婚約者は絶対に使わないような・・いや使うな。モンスターボールのがま口、トトロの人形だった。

 

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関係ないけど、150円のツリーに150円の電飾、700円のディズニーフィギュア×11のクリスマスツリーを見てくれ。総合価格は8000円というもう意味がわからない価格になったツリーを自宅からわざわざもってきた。

 

 

こうしてこのあとも、さして会話は盛り上がることなく、最終的にケーキの時にはもはやおなかの調子もあり、そしてみんな若くないからしんどいけど、母を喜ばそうと、もはや罰ゲームのレベルで食べては母をほめた。

 

 

まとめ

クリスマス会とはなんだったのか、それは誰にもわからないが、誰もが気付いただろう。

☑母をほめること

☑母に気に入られること

これに限るのではないだろうか?

思ってたのとだいぶ違うし、14時に実家にいって、22時くらいまで滞在してた。

そのうちフィギュアスケートをオープニングからエンディングまで見て、ずっと選手の顔が魚みたいだとか、あのスピンではだめだ。などとまったく知識はないであろう、母の話にみんなが合わせ、誰もそれを批判せず、その後はプレゼントを目の前でくるくるまわして、父が止めるも、母がそれを動かして自分のプレゼントを息子と娘に渡し、ケーキも罰ゲーム級に若くない私たちの体を蝕みながらも全員が笑顔で「おいしい、すごい、シェフだ、天才」などと口々に言う会だった。

 

 

 

とっても素敵なクリスマスミーティングでした。(思ってたのと違う