今日は関空の近くにある、りんくうアウトレットパークに来ている。
なんでも結婚式に行くことになったので、結婚式に行く用の服が欲しいんだそうだ。
旦那の役目をするため一緒に私はここに来た。
どうやらワンピースが主流らしい。
ワンピースというのは上下が合体した服なのだ。ワンピースにプラスして肩を隠すような奴を羽織るらしい。決して海賊王のことではない
何回も何回も、何度も何度もフィッティングルームで着ては脱ぎ、似合うかどうかを聞いては納得いかないといい、これが良い!と言ったかと思うと、「生地がちょっと」と言う。
2900円で相当深くそして苦しむほど悩んだ挙句、安すぎると振り出しに戻った。
安さを探してアウトレットまできたのではないのか?と思いながらも愛想笑いを嫁に向ける。
マネキンはあんなに似合うのに嫁が着ると似合わない。
どうなっているんだ?
何を着ても、着ていない。
私の愛する嫁はナチュラルな女だ。
もはや服を着るという概念がないのではないか?といつも思うのだけど、彼女なりのオシャレとか彼女なりの組み合わせがあるらしい。
ちなみに最も化粧とか衣類に力を入れたりネイルだヘアースタイルだと気合を入れている日はNEWSのライブの日しかない。
そんな自然味あふれる私の嫁だ。自然体なのだ。
そんな自然体の嫁は何を着ても似合うというか、似合わないというか、服なので当たり前なのだが、どんな衣類でも嫁は服に着られている。
何も知らない自然に生きる小動物が、空からたまたま落ちて着た布がパサッと舞い降りたぐらい着られている感じだ。
妖精にしか見えない。ファンタジーになってしまう。結婚式に行く用の服って一体なんなんだ。
もうなんでもいい。
そう言えば結婚式の衣装合わせのときも10着以上衣装合わせしてたよね。4日間くらい費やした気がする。
嫁と私の感性が違うので、なかなか意見は合わない。
これが可愛い!と言われても、茶色一色のワンピースなんて、原始人みたいと思うんだけど、可愛いらしい。原始人ファッションにしか私には見えないがカワイイらしい。
可愛いって何かわからない。
あとは店員のマシンガントークを聞いているだけだ。
なぜあんなにも話が弾むのだ?
私が何を言っても一切言うことを聞かないのに、店員の話だとうのみにしてしまうのはなぜなんだ。
最終的に店員さんはNEWSの小山担だったらしく、いかにNEWSが素晴らしいか、あのライブのファンサがどうだとか、私たちがNEWSを支えているのだとか、なんかそんな感じでマシンガントークをずっとしていた。
買い物はどうしたのだ。
結局のところ結婚式用に購入したのはベージュのワンピースにそれに合うと言われて購入したサイドバック。
本人は満足していたけど、それよりも
「あの店にはNEWSの小山担がいる」という情報が最も収穫だったのではないだろうか。
※なんなのその担当者制システム
おわり(この記事は嫁にバレたら削除します。