去年に引き続き、一万人の第九を歌いました。
一万人の第九は【サントリー】が行っているイベント?イベントです。
サントリー一万人の第九とは
概要
1983年(昭和58年)に大阪城築城から400年を迎えることを記念すべく、その前年にあたる1982年(昭和57年)に設立したばかりの大阪21世紀協会(現「関西・大阪21世紀協会」)が中核事業として「大阪築城400年まつり」を企画。当該企画への参加催事の一つとして、また当該企画の目玉的存在とされた、大阪城青屋門真向かいの大阪砲兵工廠本館跡地に建設された大阪城国際文化スポーツホール(のちの大阪城ホール)のこけら落としの一環として企画されたことが発端となった。但し、当初は1回限りの単発イヴェントとして企画されている。
クラシック音楽を主として扱う音楽興行としては当時の常識では考えられないほどの巨大規模を誇っていたことに加え、合唱団メンバーの大半を「第九」合唱経験不問にて広く一般公募を行い集まった合唱参加者で占めていたこと、そして会場に居合わせた聴衆もまた合唱に加わったことから、クラシック音楽界はもとより社会的にも話題となった。
当興行の成功は、翌年以降の継続開催につながったことだけに止まらず、のちに東京に於ける「5000人の第九」そして広島に於ける「第九ひろしま」の企画・創始に何らかの影響を及ぼす等、一般公募にて結成される大規模な合唱団をバックにしての「第九」演奏を主たる演目に据えるタイプの音楽興行開催の端緒を開く役割をも果たし、更には日本国内に於いて既に定着していた「第九」ブームに一層輪をかけることとなった。
運営
大阪に本拠を置く民間放送事業者の一つでTBS系列に属する毎日放送(MBS)が1983年(昭和58年)の創始以来一貫して当興行を主催。
協賛者については、同じく大阪を発祥の地とする洋酒・飲料水メーカー大手のサントリー(現:サントリーホールディングス)が当興行創始以来第32回公演(2014年…平成26年)に至るまで一社単独で協賛し続けてきたが、2015年(平成27年)開催の第33回公演に於いて、中堅証券会社の岩井コスモ証券と菓子メーカーのカンロが新たに協賛者の一員に加わった。これに伴い、前年まで一社単独で当興行を協賛しイヴェントタイトルに自社の名前を冠し続けてきたサントリーは「特別協賛」に移行、前年に引き続き自社名をイヴェントタイトルに冠している[注 3]。
サントリーが当興行の創始以来今日に至るまで協賛し続けてきているのは、様々な文化活動に理解を示している同社の企業風土もさることながら、創始当時サントリー社長だった佐治敬三自身の音楽に対する造詣の深さも大きなファクターとなっている。そのことを示すかのように佐治自身も亡くなるまで合唱団の一員として加わり、聴衆への歌唱指導の際にバリトン・ソロを披露することもあった。
一方、2015年に新たに協賛者として加わった2社のうち、岩井コスモ証券はサントリーと同じく大阪を発祥の地とする中堅証券会社で、その前身企業の一つである岩井証券が1915年(大正4年)に創業してから2015年で100周年を迎えることを記念する「岩井コスモ証券グループ創業100周年記念事業」の一環として[4][5]、またカンロは2010年に発売された国立音楽大学との共同開発による飴製品「ボイスケアのど飴」のパッケージリニューアル並びに合唱学習者を主対象とするプロモーション活動を2015年に展開していることを背景に[6]、それぞれ当興行への協賛参加を決めている
今年で33回目なんです。歴史はまだまだ浅いかもしれませんが、すごいんです。
すごいことなんですよ。一万人がドイツ語の第九を、喜びの歌を歌うんですよ。
総指揮、監督は佐渡 裕さん
来歴・人物
京都市立堀川高等学校音楽課程(現京都市立京都堀川音楽高等学校)を経て京都市立芸術大学音楽学部フルート科卒業。
京都市立芸術大学在学中に指揮活動を開始。1980年頃に京都光華中学校・高等学校のブラスバンド[1]をはじめアマチュアオーケストラ、関西二期会副指揮者などを経てタングルウッド音楽祭オーディションへの参加許可を得る。同音楽祭で小澤征爾、レナード・バーンスタインに師事。二人のスポンサーの協力を得てウィーンに渡り、バーンスタインのアシスタントを務め、1989年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し指揮者としてプロデビューする。その後数多くのオーケストラ、吹奏楽団を指揮。
兵庫県西宮市に2005年10月22日に開館した兵庫県立芸術文化センターの建設にあたり、2002年より財団法人兵庫県芸術文化協会の芸術監督(音楽)に就任した(現在は同センターの芸術監督(音楽)。同センターを拠点とする新設の楽団「兵庫芸術文化センター管弦楽団」を通じて、若手音楽家の育成にあたっている。
また、バーンスタインの流れを汲む「ヤング・ピープルズ・コンサート」の開催や、毎年12月に開催される「サントリー1万人の第九」の総監督・指揮、さらに2008年4月6日からテレビ朝日の『題名のない音楽会』(シリーズ)第5代目司会者を務めるなど、多方面で活躍している。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に客演指揮者として招かれ、日本時間の2011年5月21日から5月23日の3日間開催された定期公演で指揮を取った。
2015年9月より[2]ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者(音楽監督)に就任。
そうなんです。すごい人なんですよ。
そして、その総指揮の佐渡さんは今年が最後なんですよ!!
リハの時に佐渡さんが言ってたんですよ。ほんとかなぁー・・・?
佐渡さん以外には一万人を指揮できる人はもういないんじゃないのかなぁー????
ベートーヴェンの第九とは
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番(こうきょうきょくだい9ばん)ニ短調作品125(ドイツ語: Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125)は、ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲である(第10番は断片的なスケッチが残されたのみで完成されていない)。古典派の以前のあらゆる音楽の集大成ともいえるような総合性を備えると同時に、来るべきロマン派音楽の時代の道標となった記念碑的な大作である。
ベートーヴェン自身は表題をつけなかったが、副題として「合唱」や「合唱付き」が付されることも多い。また日本では親しみを込めて「第九」(だいく)とも呼ばれる。第4楽章は独唱および合唱を伴って演奏され、歌詞にはシラーの詩『歓喜に寄す』が用いられる。第4楽章の主題は『歓喜の歌』としても親しまれている。原曲の歌詞はドイツ語だが、世界中のあらゆる言語に翻訳されており、その歌詞で歌われることもある。
第4楽章の「歓喜」の主題は欧州評議会において「欧州の歌」としてヨーロッパ全体を称える歌として採択されているほか、欧州連合においても連合における統一性を象徴するものとして採択されている。このほか、コソボ共和国の暫定国歌として制定、ローデシアの国歌[1]としても制定されていた。ベルリン国立図書館所蔵の自筆譜資料は2001年にユネスコの『ユネスコ記憶遺産』リストに登録された。初演/初版の版刻に用いられた筆写スコアが2003年にサザビーズで競売にかけられた際には、「人類最高の芸術作品」と紹介されている。[2]
歴史がホントにあって、様々なシーンで現れる。詳しくは自身で調べていただきたい。
第一楽章からはじまり、第四楽章まである。
全部で約70分。合唱は最後20分間歌われる。
歌い出すまでの時間は必ずその場で待機することになっているのだそうだ。
はじめの歌い出しが
「おお、友よ、この調べではない!もっと快い、歓びに満ちた調べを歌いはじめよう!」
と、第一楽章からの音楽をすべて覆すような言葉で第四楽章がはじまる。
この歌い出しがあるため、「独唱が第1楽章からステージにいなくて、そんな台詞がいえるか」というブロムシュテットの指示で独唱者も含めて第1楽章から待機することになったらしい(ウェキピディア)
そんな音楽を一万人で大阪城ホールで声を合わせるワケです。
とんでもない話ですよね?
一万人の第九の当日は
朝の9時に集合し、ゲネプロと呼ばれる直前リハ(全部のプログラムを通してのリハーサル)を行い、14時に観客席にお客さんが入ってくる。
そして15時から本番がスタートです。カメラがまわったりしてるので、みんな緊張です。そして眠たくなります。そしてトイレ戦争です。
前半のプログラムが終了し最後のトイレ戦争が終わったらいよいよ私達の出番がきます。
プログラム前半の話はこちらで確認してください。
第一楽章から第三楽章でほとんどの参加者は魔法にかかってしまうだろう。
私は今年も魔法にかかってしまった。
第九は魔曲なのだ。抗えない魔法にかかって眠ってしまう。
しかし、第四楽章のイントロも魔法だ!!
一瞬で目が覚めて椅子から立ち上がる。この瞬間。気合いの瞬間。
やる気の瞬間。参加者全員がオーラ全開、パワー全開の瞬間!
佐渡さんの目線からのカマーンの波動を感じる瞬間です。
全員が歌い出しの準備バンバンだ!!!
ソリストが歌いはじめる。
合唱はそれにつづくんだ!!
出だしはやっぱりなんかワタワタしたよね。バシッと決まらないよね。
Dパート
一番最初の歓びの歌パート、とてもキレイに歌える気がした。
いい声が出ている。うん。私いい声出ているよ。後ろの方も横の方もとても声が響く。だから私は歌いやすい!思いっきり声が出せる。最高。うん最高だな。
Eパート
一番歌詞がうろ覚えのパートでも大丈夫。大きな口をあけていれば大丈夫。
だいたいで周りに合わせられる。
Gパート
なめらかに言葉が続くパート!!私の好きなパートだ。
さらに思いっきり声を出すことができる。おー!神よー!と叫ぶパートなのだ。
・・・!!
となりのおっちゃんの声が・・・・
志村けんの声のように・・・・・・
演歌のような感じに変化している・・・・・?
となりのお兄さんの声が・・・・
え?バスパートを歌っている・・・・?
あぁぁぁーーーー!!!ブフッΣ(゚Д゚)←吹いた
オーマイゴットー!!!違う意味で神よーと歌ってしまった。よもや歌ってない。
笑顔になってしまってうまく声が出なかった・・?あんなに練習したのに・・・・。
このパートの一番最後、フォルゴットー!と部分があるのだけど。
そこでも隣の方は・・
「フォルゴーーーォォーーー・・・ォォー・・・ウン・・・あかん声出ぇへんわw」
Σ(゚Д゚)ブフォォォーーーオー!←吹いた
小さい声でしゃべらないでぇぇぇー!!
I パート
男性だけのパート、すごく歌いやすくて好きなぱーとだ。
行進をするような軽快なリズムなのだ。
いい声が出せました!
Mパート
メインのパート、すべての合唱が重なるパート!
もうね全然自分の声も周りの声もわかんない。
でもね。ここ最高なのよ。わぁぁぁぁぁーってなるのよ。
佐渡さんの指揮もいいのよ。次ここやで!って指揮で教えてくれるのよ。
フルパワーが出るところ!すんごい音が世界をまわる感じ。
大阪城ホールに響く感じ。
Nパート
苦手なので、だいたい裏声とかでごまかしごまかし
しかし、この静けさの後に最大の盛り上がりを見せる。
655小節目
フーガのパート
ここはバス、テノール、アルト、ソプラノがみんな違う音階を違う歌詞で歌うパートで、もうホントに天地創造のようなパート。あちこちで互いに重なったり離れたり一緒になったり、でも違う歌詞だったりとてんやわんやになる部分だけど、これは最高に素的パート。本当にこの鳥肌はたまらない。最高なんですよ。最高とかなんかもう全然感想とかじゃないけど、最高にシビレルパート
Rパート
静かだけど、下から上にドンドン進んでいくパート
ここも超好きなパート。ブリューデル!友よ!!兄弟よ!!と叫ぶパート!
やってやろうぜ!兄弟!!みたいな熱いパート!
Sパート
生きとし生けるものよ!と歌うシーン。ここも好き。
しかし罠だらけで間違っってしまいやすい。
入りが難しい。フェントもいっぱいある。そしてスピード感がある。
一番最後のパート
早い展開から弾むような展開に、最もスピーディーで熱いところ。
佐渡さんも指揮を振りながら踊っているようにしかみえない。
ここも好きだなぁーずっと歌っていたい!そんなパート
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本当に最高だった!
このまま音楽が終わらなければいいなぁーって思ったほどだ!
こんなに思い切り声を出すこともまずないよね。
一つ一つの言葉が、あぁあぁー!うまくいった!うまくできなかった!とか
いいかんじだなぁーとか!
それに加えててやっぱり今年のことも思い出すワケ。
今年はこんなことがあったなぁーとか、いっぱい泣いたな!感動したな!
あの娘のことが好きだなぁーとかいろいろね。
一万人がそんないろんなことを感じながらフロイデ!と歌うワケなんです。
一番最後の伴奏は佐渡さんがまるで魔法を使っているように音の波がわぁぁぁっぁー!!ってくるんです。みんな泣きそうになるんです。
最後の指揮が空へ上がったとき、みんなの気持ちが舞い上がるように、音楽が世界に舞い上がるように、ドラゴンボールが世界に飛び散るように
大きな大きな歓声が沸き上がるんです。
この瞬間が本当に最高なんですよね。
ぜひ、来年は一万人の第九にあなたも出てみませんか???
やっぱり、最高っていう気分で生きていきたいですなぁ~!!
下記 2014年の第九だよ
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